■令和3年度司法試験合格発表にあたって


                          鹿児島大学司法政策教育研究センター センター長
                        元・鹿児島大学大学院司法政策教育研究科長
                                              米田 憲市


 令和3年度の司法試験は、鹿児島大学大学院司法政策研究科(法科大学院)の最後の修了生を出して5回目であり、鹿児島大学法科大学の修了生としての受験資格の最後の年でした。受験した者がいなかったため合格者はおらず、鹿児島大学法科大学院としての修了生サポートはこれで一区切りとなります。
 鹿児島大学法科大学院は25名の合格者を輩出し、その多くが鹿児島で活躍しています。これまで、長きにわたってのみなさまのご支援、誠にありがとうございました。
 なお、鹿児島大学司法政策教育研究センターには、司法試験の合格を目指す方を支援する法務学修生制度があるほか、各種の取組みを通じて、引きつづき地域の法曹志願者への支援を継続したいと考えています。
 また、今回の司法試験では、鹿児島大学法文学部から他の法科大学院に進学した卒業生2名が合格していることが確認されています。現在、鹿児島大学では、法文学部法学コースに早期卒業を含めて5年で司法修習生を目指す「法曹養成連携プログラム」(いわゆる法曹コース)が用意され、法曹を目指す学生への指導・支援に取り組んでいます。
 司法政策教育研究センターの取組みと合わせ、引きつづき、鹿児島大学における法曹養成への取組みにご理解とご支援をいただければと思います。
                                                                                                  以上

令和3年9月10日(金)

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