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アメリカの法学教育関連学位

   アメリカにおいて法律家養成の前提となる法学教育は、学士課程(undergraduate program)修了後にロースクールで行われる。
   ロースクールには、1J.D.プログラム、2LL.M.プログラム、3S.J.D.プログラム、の3つの学位取得のためのプログラムがあるのが一般的。

1 J.D.プログラム
     J.D.プログラムは法曹(Lawyer)養成の通常3年制の課程。
   課程を修了し、J.D.(Juris Doctor)の学位を取得した上で、各州の司法試験に合格し弁護士登録を行えば、弁護士になれる。従前、LL.B.という名称が使用されることが多かったが、今ではJ.D.が一般的。
   
   
2 LL.M.プログラム
     LL.M.(Master of Laws)プログラムは、J.D.又は外国で法学教育課程で最初に授与される学位の取得者を対象として、法について深く学習を行う通常1年制の修士課程。
   
3 S.J.D.プログラム
     S.J.D.プログラムは、法学研究を主要な内容とする博士課程。
   Ph.D.と類似していて、通常、1年以上の在学と博士論文の作成が修了要件。
   J.S.D.と呼ばれることもあり、Doctor of Juridical Science、Doctor of the Science of Lawなどの略称である。

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