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法科大学院の公平性、開放性、多様性を確保するための履修形態について
 
(検討すべきポイント)
   社会人等が大学院において容易に学ぶことができるよう、例えば以下のとおり多様な履修形態が考えられるが、それぞれについて法科大学院においても認められるべきか。また、認められるとした場合に留意すべき点は何か。
 
夜間大学院(大学院設置基準第2条の2)
     専ら夜間において教育を行う修士課程・博士課程
     標準修業年限:2年を越えるものとすることができる(修士課程の場合)
     
  【平成13年度設置状況】
    設置:20大学院(国立9、公立1、私立10)、入学定員:673人
     
昼夜開講制(大学院設置基準第14条)
     昼間及び夜間の双方の時間帯において授業を行う形態で、教育上特別の必要があると  認められる場合の教育方法の特例とされている。
     標準修業年限:通常の場合と同じ
     
  【平成13年度開設状況】
    開設:212大学院(国立82、公立21、私立109)
     
大学院長期在学コース(大学院設置基準第3条第2項)
     あらかじめ標準修業年限を越える期間を在学予定期間として在学できる修士課程のコ  ース
     標準修業年限:2年を越えるものとすることができる 
     
  【平成12年度開設状況】
    淑徳大学社会学研究科社会福祉専攻長期在学コース、4人
    淑徳大学社会学研究科社会学専攻長期在学コース、 8人
     
パートタイム履修
     正規の学生としてあらかじめ期間を定めず、ある程度長期にわたって授業科目を履修  して単位を修得し、かつ、必要な研究指導を受けることにより学位を取得する履修形  態。 → 大学分科会制度部会において審議中
     
通信制大学院
     通信教育を行う修士課程 → 資料3−5において検討
   
  【平成13年度設置状況】
    設置:7大学院、入学定員526人
     
  <参考>
   
大学院設置審査基準要項
教育方法等
  (二)    専ら夜間において教育を行う大学院の課程及び大学院の課程における教育方法の特例の実施については、修業年限、履修方法、授業の実施方法、教員の負担の程度、図書館・情報処理施設等の利用の確保や学生の厚生に対する配慮、必要な職員の配置、学生確保の見通し、入学者選抜方法等の点について、また、特に博士課程の場合(中略)、修士課程又は博士課程としての水準の確保について十分な配慮がなされている場合において認めるものとする。
  (三)    通信教育を行う修士課程については、(二)に準じて審査を行うものとするが、特に研究指導において(後略)
  (四)    標準修業年限を2年超とする修士課程については、(二)に準じて審査を行うものとする。

 

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