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資料2−5

入学者の適切な水準と多様性の確保(論点整理)

1.入学者選抜の現状

1.適切な水準の確保

(1)志願者数

 平成16年度の72,800人を除き、平成17年度〜19年度においては志願者数4万人台で推移、平成20年度は4万人台を割っている。

(2)志願倍率

 平成16年度は13倍、平成17年度〜20年度においては7倍前後で推移。

(3)入学定員

 74校の法科大学院(国立23校・公立2校・私立49校)が設置され、入学定員の総計は5,795人(国立1,760・公立140・私立3,895)である。定員過欠員の状況については、平成16年度(177名超過)を除き、定員割れの状態が続いている。平成20年度では388名の欠員を出している。

2.多様な人材の確保

(1)社会人の割合

 平成16年度は全入学者の48.4パーセントと高い割合であったが、平成17年度〜20年度にかけては30パーセント台で漸減傾向。

(2)他学部出身者の割合

 平成16年度は全入学者の34.4パーセントを占めていたが、平成17年度に30パーセント台を割り、その後は20パーセント台後半で漸減傾向。

(3)社会人・他学部出身者等特別選抜の実施状況

 特別選抜での入学者の全入学者に占める割合は、平成16年度〜20年度にかけて、3パーセント〜4パーセントで推移しており、少数に留まっている。

2.改善の方向

1.入学者の水準の確保

  • (1)志願者数の確保
  • (2)適切な競争性の確保
  • (3)適切な規模の定員設定
  • (4)入学者の選抜方法の改善
    • 1 適性試験の改善
    • 2 既修者認定試験の改善

2.多様な人材の確保

  • (1)社会人の志願者数の確保
  • (2)社会人・他学部出身者等特別選抜など入学者選抜方法の改善
  • (3)夜間コースや長期履修制度の推進