第1回配布資料一覧

資料1−3−(1)

司法制度改革の三つの柱



国民の期待に応える司法制度 司法制度を支える法曹の在り方 国民的基盤の確立
民事司法制度の改革

○ 民事裁判の充実・迅速化
・審理期間の半減を目標

○ 知的財産権関係事件など専門的知見を要する事件への対応強化

○ 民事執行制度の強化

○ 裁判所へのアクセス拡充
・利用者の負担軽減
・民事法律扶助の充実

○ 裁判外紛争解決手段(ADR)の拡充・活性化

刑事司法制度の改革

○ 刑事裁判の充実・迅速化

○ 被疑者・被告人の公的弁護制度の整備

法曹人口の拡大

○ 司法試験合格者数を平成16年に1,500人とし,新たな法曹養成制度の整備状況等を見定めながら,平成22年ころには3,000人まで増加

○ 裁判官,検察官の大幅増員など司法を支える人的基盤を飛躍的に増大

法曹養成制度の改革

○ 法科大学院を中核とした新たな法曹養成制度の整備

弁護士制度の改革

○ 弁護士の活動領域の拡大,アクセスの拡充,執務態勢の強化,隣接法律専門職種の活用

検察官制度の改革

○ 検察の人事・教育制度の見直し

裁判官制度の改革

○ 判事補に多様な経験を積ませる仕組みの整備,弁護士任官等の推進

○ 下級裁判所裁判官の指名につき意見を述べる機関の設置

刑事訴訟への新たな参加制度

○ 一定の重大事件につき,国民が裁判官と共に評議し,有罪・無罪の決定と刑の量定を行う制度の導入

その他の参加制度の拡充

○ 検察審査会の一定の議決への法的拘束力の付与


(司法制度改革審議会「意見」 平成13年6月12日)