第2回配布資料一覧

資料2−3
別添1

WTOサービス交渉の現状と今後の展望
−WTO第4回閣僚会議での新ラウンド立ち上がりを受けて−

平成14年1月
外 務 省



1.我が国の基本的な考え方
● WTOのサービス貿易一般協定(GATS)及びサービス貿易の多角的自由化交渉は、サービス貿易の拡大に貢献し、また、サービスの輸出国・輸入国を問わず、各国の経済成長に貢献するものと評価。
● ドーハ閣僚会議によって合意された交渉の枠組みに基づいて、サービス貿易交渉が遅滞なく進展するよう努め、交渉を通じてサービス貿易の漸進的な一層高い水準の自由化が達成されることを目指す。

2.サービス交渉の枠組み
●ドーハ閣僚宣言における合意:焦点はニ国間の特定約束交渉へ

閣僚宣言パラ15(骨子)
  • 経済成長の促進のためにサービス貿易交渉が行われるべき。
  • 現行サービス交渉のこれまでの作業を認識。
  • 2001年3月28日に採択された交渉ガイドラインを再確認。
  • 加盟国は、初期リクエストを2002年6月30日までに、初期オファーを2003年3月31日までに提出。

(1)GATSの構造と機関(別紙1)
(2)交渉ガイドライン(2001年3月)(別紙2)
(3)今後の交渉日程

3.今後の展望
● これまでは、サービス貿易理事会(特別会合)等の場において、各サービス分野(セクター)別の論点、サービス貿易に関する新たなルールの策定、途上国の関心事項の扱い等について、多数国間での議論が行われてきたが、2002年後半以降は、二国間のリクエスト・オファー方式による自由化約束交渉が交渉の中心となるため、右に向けての準備作業が活発になっていく見込み。
● 我が国も現在、関係団体・企業等の要望・意見を聴取しながら、可能な限り多くの国々に対し、幅広い分野でリクエストを行うべく準備・作業中。