「刑事訴訟手続への新たな参加制度の導入」「刑事裁判の充実・迅速化」及び「公訴提起の在り方」についての意見募集の結果概要
当事務局において実施した標記の意見募集(平成14年8月1日から同年10月31日まで実施)に対しては,3932件の意見が寄せられた。
本資料は,寄せられた意見の中から,裁判員制度・刑事検討会における検討事項に関連する部分を引用し,同検討会における主要な論点ごとに整理したものである。なお,意見内容を引用するに当たっては,誤字と思われる字を修正し,長文を部分引用にとどめたものがあること,また,意見内容の整理に当たっては,一通の中に複数の意見が示されている場合には,それぞれの意見を別個にカウントしていることもあること,その内容が同一又は同旨であると認められる意見については,代表的な意見を引用した上で,その余の意見については「(同旨○通)」と示すものとしたことを了承されたい。
目次
- 刑事訴訟手続への新たな参加制度の導入
1 裁判官と裁判員との役割分担の在り方
2 裁判体の構成・評決の方法
3 裁判員の選任方法
4 対象事件の範囲
5 公判手続の在り方
6 上訴の在り方
7 憲法との関係
8 その他
- 刑事裁判の充実・迅速化
1 充実した争点整理のための新たな準備手続の創設
2 充実した争点整理のための証拠開示の拡充
3 連日的開廷の確保のための関連諸制度の整備
4 直接主義・口頭主義の実質化を図るための関連諸制度の在り方
5 訴訟指揮の実効性を担保する具体的措置
6 捜査・公判手続の合理化,効率化を図るための方策
7 その他
- 公訴提起の在り方
1 拘束力のある議決の種類・要件
2 拘束力のある議決後の訴追及び公訴維持の在り方
3 検察審査会の組織,権限,手続等の在り方
4 その他
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