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法曹制度検討会(第1回) 議事録(司法制度改革推進本部事務局)
後ほど、当検討会の座長をお決めいただきますが、それまでの間、便宜的に、私、司法制度改革推進本部事務局参事官の植村が議事を進めさせていただきます。 まず、議事に先立ちまして、司法制度改革推進本部事務局長の山崎からごあいさつ申し上げます。
【山崎局長】 法曹制度検討会の開催に当たりまして、一言ごあいさつ申し上げます。
【植村参事官】 それでは、次に議事の公開等について協議をしたいと思いますので、恐れ入りますが、報道関係の方はここでご退室願えますでしょうか。
(報道関係者退室)
【植村参事官】 では、始めに配付資料の確認をさせていただきます。本日は、事務局の方から4つの資料を配付させていただいております。
【伊藤委員】 東京大学の伊藤でございます。民事訴訟法などを専攻しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
【植村参事官】 岡田委員でいらっしゃいます。
【岡田委員】 消費生活センターで相談員をやっております、岡田と申します。どうかよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 小貫委員でいらっしゃます。
【小貫委員】 小貫でございます。法務総合研究所に勤務しております。どうぞよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 奥野委員でいらっしゃいます。
【奥野委員】 東大の奥野です。素人ですが、よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 釜田委員でいらっしゃいます。
【釜田委員】 釜田でございます。同志社大学で憲法を担当しております。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 木村委員でいらっしゃいます。
【木村委員】 早稲田大学の人間科学部で、バイオエシックス、生命倫理を担当しております。私は、タイ、ベトナム、スイス、アメリカといろんな国に住みました。ベトナムは今、法的支援ということで、だいぶ日本国政府と関係があるようですが、ちょうど戦時下のベトナムに住んだりいたしました。外国生活が長かったものですから、その観点から貢献できればと思います。元来専門は比較法学、東南アジア比較家族法ということで、私は東南アジアの国々に行ったわけですが、その後欧米の大学で教え、今は生命倫理ということでございますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 佐々木委員でいらっしゃいます。
【佐々木委員】 佐々木でございます。大阪地方裁判所で、現在民事事件を担当しております。裁判官になりまして、ちょうど28年ということでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 田中委員でいらっしゃいます。
【田中委員】 田中でございます。京都大学で、法哲学を専攻しておりますけれども、制度上は法哲学を離れて、法政実務交流センターというところに所属しておりまして、ほかの検討会にも関与させていただいて、いろいろ勉強させていただいております。
【植村参事官】 中川委員でいらっしゃいます。
【中川委員】 中川でございます。ただ一人の民間人ということで、大した知識もございませんけれども、利用者という立場でいろいろ教えていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 平山委員でいらっしゃいます。
【平山委員】 この検討会に参加の機会を与えていただいたことに、感謝をいたしております。私は、平成12年度の東京弁護士会の会長をいたしまして、日弁連の筆頭副会長を兼ねておりまして、司法改革問題等を担当させていただきました。
【植村参事官】 松尾委員でいらっしゃいます。
【松尾委員】 松尾龍彦です。元NHKで、司法担当の解説委員をしておりました。その後、司法改革の論議については、いろいろな形で関与させていただきました。大変微力ではありますけれども、よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 どうもありがとうございます。続いて、事務局の出席者をご紹介させていただきます。
【山崎局長】 山崎でございます。私は、もともと裁判官でございまして、大体この仕事を始めまして、32年ぐらいになります。そのうちの半分が裁判官、半分が裁判を離れて法務省等の勤務という状況でございます。一生懸命頑張りたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 |
【植村参事官】 事務局次長の大野でございます。
【大野次長】 事務局次長の大野です。私は、出身は検察官でありますけれども、法務省と検察庁の勤務が大体半分ずつぐらいで、そろそろ26年ぐらいになるというところでございます。ひとつよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 続きまして、関係機関の出席者の方を紹介させていただきます。
【日弁連(山内副会長)】 日弁連副会長の山内でございます。東京弁護士会会長を兼ねております。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 続きまして、日弁連の司法改革調査室の明賀弁護士でいらっしゃいます。
【日弁連(明賀弁護士)】 弁護士の明賀です。司法改革調査室で、非常勤嘱託をしております。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 法務省の大臣官房司法法制部の黒川司法法制課長でいらっしゃいます。
【法務省(黒川司法法制課長)】 黒川でございます。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 法務省刑事局の甲斐参事官でいらっしゃいます。
【法務省(甲斐参事官)】 刑事局参事官の甲斐と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 最高裁判所事務総局人事局の金井参事官でいらっしゃいます。
【最高裁(金井参事官)】 金井でございます。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 同じく人事局の川田局付でいらっしゃいます。
【最高裁(川田局付)】 川田でございます。よろしくお願いいたします。
【植村参事官】 それでは、次に座長の選任をしていただきたいと思います。座長の選任につきましては、委員の互選によりお願いいたしたいと思います。どなたかご推薦等ありませんでしょうか。
【釜田委員】 釜田でございます。いろいろな点から、伊藤先生に座長をお願いするのが非常にいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
(「賛成」と声あり)
【植村参事官】 それでは、皆さんご異議がないというふうに思います。伊藤委員、お引き受けいただけますでしょうか。
【伊藤委員】 大変非力でございますけれども、せっかくの皆様方のご意向でございますので、大役を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
【植村参事官】 それでは、伊藤委員に当検討会の座長をお願いしたいと思います。恐縮でございますが、座長席の方にお移りください。
(伊藤委員、座長席へ移動)
(協議の結果、議事の公開について、次の取扱いとすることとなった。)
【伊藤座長】 それでは、これから議事に入りたいと思いますが、議事に入る前に一言私からごあいさつを申し上げさせていただきます。
【大野次長】 次長の大野でございます。私の方からこの法曹制度検討会における検討対象として考えられる事項につきまして、ご説明を申し上げます。
【伊藤座長】 それでは、具体的な検討につきましては、次回以降ということになります。そこでご審議いただければと思いますが、今、事務局から説明申し上げましたところについて、何かご質問等ございましたら、どうぞ平山委員。
【平山委員】 今後の進行についての意見と言いますか、要望でございますけれども、これは時限立法と言いますか、3年でやることとされております。そして国会審議等を考えますと、実質的には本年中の、むしろ前半の部分で、秋の初めごろまでには検討を終えなければいけない課題が山積しているように思います。そういうところからいたしますと、今日ご提案の開催予定の月1回の予定では、推進計画の閣議決定等がございますので3月まではともかくとして、4月以降は月2回ぐらいは、みんな忙しいですけれども、やらないと、間に合わないのではないかという心配を非常にいたしております。そういう意味で、例えば夏期に集中的に夏期合宿でもしてやるということもあるかもしれませんが、いずれにしても非常に時間的な制約の中で、しかし進める必要があるということが一つ。 |
【大野次長】 3点ばかりご指摘をいただきまして、私の関係についてお答えしたいと思います。時間的に間に合うのかどうかというような観点のご指摘がございましたけれども、先ほど申し上げましたように、次回とりあえず事務局の方から進行案のたたき台のようなものをお示ししたいと思います。それをまずご覧いただきたいと思いますし、しかし実際に検討を進めていきますと、確かにこれでは議論が足りないかなという状況が生じることもあり得ないわけではない。その点につきましては、先ほど申し上げたように、更にまた日程を入れさせていただくような形でお願いすることになろうかと考えております。
【伊藤座長】 どうぞ。
【小貫委員】 ちょっとお願いなんですけれども、平山委員が言われるとおり、限られた時間だというのは、私も同じ意見でございます。ここは、各界の識者の方の集まりですから、どれだけ回数増やせるのかわかりませんけれども、臨時の会も持ちますという事務局のお話でしたので、期待したいと思うのですが、いずれにしても一回一回の会議を充実させるということが大事なのだろうと思います。ついては、ここで初めて資料を読むのではなくて、もし事前にいただける資料があれば、予習してきなさいというご下命をいただいて、皆さん準備の上で短時間内で議論をして、どんどん成果を上げていくと、このような運用をしていただくと、我々委員としてはありがたいと思いますので、ご要望いたします。
【大野次長】 予習ということでありますが、よろしくお願いいたします。
【伊藤座長】 ほかにいかがですか、どうぞ、木村委員。
【木村委員】 ただいまのご発言、全く同感です。私としては、一番最初に事務局長が言われたことを、今回確認しておきたいのですが、事務局長が法令案の立案に我々の検討会の議論を反映する、法令案の立案に反映するというお話でしたが、反映というのは、これは事務局の方でまとめて反映を仮にするとしますと、本当に反映されているかどうかわからないことにもなりかねないので、反映された案を検討会で最終確認するということはございますでしょうか。
【山崎局長】 それは、ここにお集まりいただいて、その議論を反映させるということですので、まとめたものをお示しをすることになろうかと思います。
【木村委員】 立案というか、法案に具体的に反映される内容そのものについて、お示し頂けるわけですね。
【山崎局長】 そのものかどうかわかりません。その前の要綱的なものですね。議論の趣旨が入っているか入っていないとかが分かるものはお示しをいたします。
【木村委員】 それはしていただかないと、我々が検討をしたのが反映されたと言っても、確認できないということがありますので、是非それは事務局長さんにお願いいたします。
【山崎局長】 その確認をしていただきます。ただ、もし法令案で出すとすれば、政府の閣議決定後にしか外に出せませんので、法令案は出せないかと思いますけれども、その骨子をまとめたもの、こういうものでお示しをしたいと思っています。
【平山委員】 今の関連ですけれども、ここの検討会と事務局で共同して立案していくという理解でよろしいんですね。
【山崎局長】 勿論、先ほど申し上げましたけれども、立案についてはここでご討議をいただいて、それを反映させながらやりますが、立法の事務はこちらでやるということになります。
【木村委員】 もう一つだけですが、大野次長から大変簡明で具体的なご説明をいただきまして、全体の枠組みが大変明解になったと私は理解したのですが、法曹三者の状況を踏まえてヒアリングをするということですね。今度の3月12日でございますか、これも前にそういうものをやったからどうとかというのではなくて、やはり前の審議を踏まえて、改革推進の現状を踏まえた上で、検討会をやっていくにしても、その討議の時点でまた内容が変わってくると思いますので、ここの検討会でもそういうヒアリングの機会があるということは、大変にいいことだと思うのです。
【伊藤座長】 どうぞ。
【大野次長】 まず、事務局もホームページをオープンしておりまして、いろいろな意見が寄せられてきております。これは、この検討会に関係するものにつきまして、どういう形にするかは検討するにしても、何らかの形でお知らせすることができるのではないかと考えております。
【木村委員】 関連しますが、ここに首相官邸トップページを私がプリントアウトしたものがありまして、司法制度改革のカラーページのものがあります。ここには、司法制度改革推進本部事務局では、国民の皆様からのご意見等を承っておりますとあり、送付先は以下のとおりですということになっております。電子メールは、ここをクリックしてくださいと書いてあるわけですけれども、このホームページはアップツーデートに変わって、実際に国民の皆様から何か情報が寄せられているのですか。
【大野次長】 来ています。
【木村委員】 アップツーデートにして、そしてここにこれだけ書いてあるということは、やはり関心がある方々がいらっしゃるから、いろんなご意見が既にお手元にあると思います。ですから、それを次の3月12日ぐらいに、こういうパブリックコメントが来ているという内容の概略をお教え頂けますでしょうか。別にこれに応募してくれと言ったわけではないのに、国民からこういうことを言ってきているというようなことは、もし事務局の方で、それまでに大変お忙しいことかと思いますけれども、入れていただければ私どもとしては大変ありがたいことであります。
【大野次長】 わかりました。
【木村委員】 大変きれいなホームページで、これはなかなか印象的です。ちなみに私どもの検討会のメンバーの指名も書いてございます。12月28日に司法制度改革推進本部事務局と書いてありますが、私どもの検討会の委員の発令は、何日になるのですか。
【大野次長】 発令という行為はございません。参加の承諾となっています。
【木村委員】 私どもが承諾したというだけで、辞令をもらったわけではないのですね。わかりました。では、それは28日でよろしいわけですね。
【山崎局長】 最終確定は28日です。
【木村委員】 こういうのが直ちに公開されるというのは、非常にいいことだと思います。今までですと、こういうのに時間がかかったり、もうとても官報なんかの告示では間に合いませんので、事務局は非常に意欲的に取り組んでいると思います。私はアメリカで見たのですが、アメリカでインターネットにつなぎ、日本語が読めるソフトで、首相官邸というところから入っていきましたが、これは大変意欲的にやっているなという印象を持ちましたので、これからも是非よろしくお願いいたします。
【伊藤座長】 それでは、特に何か今回ご発言がございましたら、どうぞ、中川委員。
【中川委員】 議論が進みまして、かなり専門的になっていくる感じがするのです。私は、恥ずかしい話ですけれども、弁護士、裁判官、検察官、あるいは検察庁、裁判所などの、きちんとした基礎知識は残念ながら持ち合わせておりません。委員の皆さんによりまして、必ずしもそういう基礎知識がなく、いろいろものを考えていく上で、ちょっとこういうことを聞いてみたいとか、教えていただきたいとかということがあった場合に、何かそういう窓口を一つ設けておいていただきまして、教えていただくと非常に会議が効率的になるのではないかと思ったのですが、どうでしょうか。
【伊藤座長】 それは、重要なご指摘だと思いますが、事務局の方で対応できますね。
【植村参事官】 私どもの方で、やらせていただきますので、直通電話をおかけください。
【伊藤座長】 中川委員のおっしゃるとおりで、当然最大限のサポートをしていただくことになろうかと思います。
【松尾委員】 もう一点質問なんですが、私たちが担当するのは、法曹制度についての検討ですね。ところが、この資料の網掛けになっている部分を見ますと、かなり関係がある部分がありますね。その部分は、他の検討会でやるわけですが、そうしますと我々はこの法曹制度について検討し、意見を述べる中で、今、言った網掛けの部分に踏み込むような場合も一部あるかもわからないわけです。そこの検討会がどういう検討をやっているのかという情報、これを出していただくことはあり得るのでしょうか。
【大野次長】 そういう場面があった場合には、当然事務局の方から必要なご説明等はさせていただきたいと考えております。
【伊藤座長】 よろしいでしょうか。
【松尾委員】 はい。
【伊藤座長】 それでは、この程度で本日の議事を終了したいと存じます。 |