配付資料

別紙4

第53回会議における警察庁佐藤英彦次長の発言要旨

(議事概要から抜粋)



5. 会議経過

(1) 警察庁佐藤英彦次長からのヒアリング

 警察庁佐藤次長から、レジュメ…等に従って、犯罪情勢等の現状説明(刑法犯の増加、犯罪の国際化、少年犯罪の増加、犯罪の組織化等)の上、警察の立場からの刑事司法・刑事手続に関する意見(捜査の第一線の実情を踏まえた制度検討、警察取扱い事件の受入れのための検察庁の体制の充実強化、取調べの捜査手法としての重要性等)が述べられ、引き続き、委員との間で、概要以下のとおりの質疑応答が行われた。

○ 警察の捜査員の規模に比しても検察官の数は余りに少ない。そのことが警察が検察庁への事件送致を待たざるを得ない原因になっているのではないか。
(回答:犯罪が大幅に増加し、しかも捜査困難な事件も増えている。そういう状況の中で検察官も多忙となり十分な対応が難しくなっているものと思われる。また、精密司法と呼ばれる公判における緻密な認定の在り方が検察官の判断や警察の捜査をより慎重で緻密にさせているということも一因ではないか。)