配付資料

森山法務大臣あいさつ

平成13年5月29日(火)
司法制度改革審議会第61回会議

 会長,会長代理を始め,委員の皆様方には,大変御多忙の中,一昨年七月の本審議会設置以来,六十回を超える会議において,熱心に,かつ充実した審議を行なっていただいてきたことに対し,司法制度を所管いたします者として,心から敬意と謝意を表します。
 司法制度改革は,今国会における小泉総理の所信表明演説にもありましたように,日本の再生と発展のため,経済,行政,社会,政治の各分野における構造改革を進めていく上で,不可欠な重要課題でございます。
 委員の皆様方におかれては,その重要な司法制度改革について,国民各界,各層から寄せられた様々な意見や提言も十分に踏まえつつ,国民的見地から調査審議を重ねてこられました。
 私は,そのような成果の集大成として,近々取りまとめていただく最終意見が,まさしく日本の再生と発展の鍵となり,我が国の司法改革の歴史に名を残す,大変素晴らしいものになるものと確信しております。
 私は,このような時期に司法制度を所管する法務省の責任者に任ぜられた者として,その最終意見を真剣かつ積極的に受け止め,その実現に向けて全力で取り組んでまいる決意でございます。
 委員の皆様方の御労苦に,改めて深く感謝申し上げまして,私のあいさつといたします。