司法制度改革審議会

森山法務大臣あいさつ

平成13年6月12日(火)
司法制度改革審議会第63回会議


 佐藤会長,竹下会長代理を始め,委員の皆様方には,大変御多忙の中,一昨年7月の本審議会設置以来,60回を超える会議において,熱心に,かつ充実した審議を行なっていただき,本日,小泉総理に,意見書を御提出いただいたことにつきまして,本審議会の担当大臣として,心から感謝申し上げます。

 本日,内閣に御提出いただきました本意見書は,委員の皆様方において,国民各界,各層から寄せられた様々な意見や提言をも十分に踏まえつつ,国民的見地から行っていただいたこれまでの御審議の集大成であり,我が国の司法改革の歴史に名を残す,大変素晴らしいものであると確信しております。

 小泉総理の御発言にもありましたように,司法制度改革は,日本の再生と発展のため,経済,行政,社会,政治の各分野における構造改革を進めていく上で,不可欠なものであり,国家戦略の中に位置づけるべき重要課題でございます。

 小泉総理から,先ほど,内閣として,この御意見を最大限に尊重し,司法制度改革の実現に向けて,全力を挙げて取り組んでいくとの力強いお言葉をいただきましたが,内閣の一員として,かつ司法制度を所管する法務省の責任者といたしましても,本審議会の御意見を真剣かつ積極的に受け止め,その実現に向けて,全力で取り組んでまいる所存でございます。

 佐藤会長,竹下会長代理を始め,委員の皆様方の2年間に及ぶ御尽力,御労苦に,改めて心からの敬意と謝意を表し,私のあいさつとさせていただきます。