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情報法の編成案 |
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[授業の内容と方法] |
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公法系の展開科目の一例である。2単位−90分×13回の編成を想定している。授業の内容については、著作権法をはじめとする知的財産法との接点により力点を置くことも考えられる。 授業の方法は、クラスの規模や取り扱われる素材に応じて多様なものが考えられる。参加者が日常的に接することの多い素材を用いて討論を行うことも考えられるし、通信事業者、放送事業者、コンテンツ・プロヴァイダーなど、現場の業務に従事する人々をゲスト講師として招くことも考えられる。もっとも、細かな制度上の論点等については講義形式によることが効果的であろう。
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[授業編成の例] |
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[1] 表現の自由の一般理論(2回) |
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表現の自由の優越的地位、違憲審査基準論、名誉・プライバシーと表現の自由、著作権と表現の自由、マスメディアの「特権」
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[2] 放送法制(2回) |
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放送法制の概要、放送の規律根拠、自主規制と公共放送、放送と通信の融合 |
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[3] 通信法制(2回) |
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通信法制の概要、通信事業の経済的特質、通信の秘密、通信規制の国際化 |
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[4] 情報公開(2回) |
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情報公開の目的、情報公開制度の歴史、情報公開法の概要 |
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[5] 個人情報保護(2回) |
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プライバシーと個人情報、個人情報保護の目的、保護法制のあり方、私的部門の個人情報保護 |
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[6] インターネットと法(3回) |
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インターネットの仕組み、インターネットの構成要素、サービス・プロバイダーの責任、同一性の確認手段
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